「ありのまま」
1999.Feb.11
Words By Kenji Kanno!


暖かな足音を聞いて
木枯らしを忘れていた

緩んだ肌に 突き刺す風
しかめる顔に 舞う吹雪

昨日の春は あなたの優しさ?
今日の冬は あなたの厳しさ?

薄弱な意志が
昨日の不確かを
確信に変え
優しさを消し去る

厳しさだけが 心を支配し
あなたのすべてを規定する

木枯らしが
緩んだ肌を
蝕むように

あなたとわたしの恋に
春は遠い

木枯らしばかりが
吹くはずもない
日溜りばかりが
続くはずもない

ありのままのあなたを
ありのままのわたしを
許し合えば愛になる


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