「君のバラードが聞こえる」
1999 June7
Words By Kenji Kanno!


君はこの雨の季節に

何処にいて

何を考え

何をしているのだろうか

 

この雨音を

ただ一人で

深い悩みの中で

孤独に苛まれながら

聞いているのだろうか

 

その単調なリズムには

弥が上にも

閉ざされた心を

孤独の深淵に誘う

魔力がある

 

悲しいなら思いきり泣くがいい

苦しいなら思い切り叫ぶがいい

 

現在(イマ)の心の澱をすべて吐き出して

新たな息吹を満たすのだ

 

澱と共に飲み干した上澄みの美酒は

身体を浄化し

新たな出発(タビダチ)の糧となる

 

どんな過去も無駄にはならない

美酒も澱も君の人生となり

歩むべき道標となる

 

さあ勇敢に立ち向かえ

君の心を閉ざす怪物に

 

君の歩むべき道は

君自身が既に決しているだろう

 

心の道標に従って

起伏のあるバラードを

朗々と歌うがいい

 

二度とない君の人生なのだから


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