「舞台」

1999 July4

Words By Kenji Kanno!


今日は何処の舞台で

誰が何を演じるのだろう


愛の舞台

仕事の舞台

人生の舞台


舞台がなければ

孤独を愉しむ

心の自由とは裏腹に

何もできずに

地団駄を踏んでいる

哀れな自分に気付いて

愕然とするだろう


聴衆がいてこそ

壮大な物語の

主人公になりきり

愛を仕事を人生を

自分のものとして

華麗に演じることができるのだ


人に対しては

より良き聴衆となり

自分に対しては

より良きアクターとなるために

日々研鑚を重ねる


舞台に立って初めて

目的に向かう

活き活きとした躍動感が

生まれるのだ


誰もがいつでも

舞台に立てるわけではない

それぞれの目的達成のために

孤独を友として沈思黙考

深い瞑想の世界に

自分を磨かなければならない


磨かれた心こそが

晴れ舞台にあって

華麗な物語を

演じることができるのだ


見知らぬアクターの

晴れ舞台を見つめながら

いつになったら

自分の舞台に立てるのか

孤独の世界にもがく自分がいる


SelectMenu TopPage