粉雪の舞う街で あの通りの角を曲がったら 君に会えるような気がして コートの襟を立てて走ってみた 黒髪を風になびかせ 振り向いた君は 僕の君ではなくて 時を旅する時遊人(ジユウジン) ダイヤモンドダストのように煌き消えた 僕の心を惑わす時の悪戯 粉雪の舞う街に 若く遠い幻影が蘇る