「自分は自分色」
1999.May24
Words By Kenji Kanno!


すべての顔が違うように
すべての人には違った色がある
何十億の人がいるというのに
不思議なことだ

誰もが
それぞれのカンバスに
それぞれの構図のもと
それぞれの絵を描く
どれ一つとして同じものはない

時として
他人のカンバスを覗き込み
そこが違うここはこうだと
自分色に染めようとする人がいる

そうかと思えば
他人の色をコピーしようとする人がいる

所詮他人は他人色
お節介には角が立ち
模倣はやがて色褪せる

世界にただ一つの自分色に
誇りと自信を持って
真似のできない絵を描こう
そこに真の悦びが生まれる

自分は自分色
変えようはないのだから
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