「人生は風のように」を想いながら

1999 Nov.09

Words By Kenji Kanno!


詩を書き綴って

何日が過ぎたろう


凍てつく2月の大地を

溶かすほどの情熱が

沸沸と湧き上がり

それは始まった


来る日も来る日も

情熱は涸れることなく

春夏秋冬

日本の心を胸に秘め

愛を人生を宇宙を詠う


情熱の泉に湧くイメージは

奥底から静かに湧きあがり

水面に達して激しく波打つ

静から動へと変化するのだ


人生は風のように身近にあり

掴みがたいものである


とりとめもなく時が過ぎてゆき

とりとめもなく流されてゆく


イメージを欲して

「人生は風のように」を想う


雲をつかむような夢を

追いかけても追いかけても

すべてが蜃気楼のように

両手の隙間から消えてゆく


イメージは瞑想によって膨らみ

やがて躍動し作品となる


今日も

「人生は風のように」を想い

瞑想する


SelectMenu TopPage