「君の笑顔」を聴きながら
1999 Apr.24
Words By Kenji Kanno!
謎の転校生は
挨拶がわりに
「君の笑顔」を歌った
煽てる指笛が
オリジナルソングの
美声に気おされて
静まりかえる
美しいメロディーは
リズミカルに
教室を占拠し響く
挨拶は終わり
やんやの喝采
若さは素晴らしく恐ろしい
転校生の第一声が
オリジナルソングを歌います
よくできたものだな
水割りグラスを傾けながら
30数年前を振り返り苦笑い
鬱陶しい春の雨を
窓際に見ながら
思い出のオリジナルソングを
CDで聴いている