「オリジナルソングを聴きながら」
1999 Mar.28
Words By Kenji Kanno!
CDから流れている
オリジナルソングを聴きながら
心は曲の時代に佇んでいる
迸る情熱を押さえきれずに
突き進んだ10代の純真
幻人のあなたは歳上の女(ヒト)だった
愛のすれ違いが悲しくて
あなたの胸で泣けたなら
憂いは消えたはずなのに
さよならの砂時計は
確実に別れの時間(トキ)を刻む
時間(トキ)よ眠らせてと
祈ってみても
何ができよう
夢追人のあなたは去った
僕の生まれた小さな町で
かくれんぼなら
見つけることもできるでしょう
あなたは遠い未来に消えて
いま私が振り返る
遠い過去に息づいている
人生は風のように
流れ流れて道をつくる