「或る詩への想い」

2000 Feb.23

Words By Kenji Kanno


君は何故急ぐ

初めて知ったその世界は

そんなにも君を辱め

裏側の闇へと誘うのか

知り得た世界は

君が進むべき道は

君が築かなければならないことを

暗示している

月光は優しい筈なのに

光る切っ先が心を魅了し

裏の闇へと誘うのだ

すべてを白日のもとに晒すがいい

眩しき日輪が青ざめた心を朱に変える

その瞬間が再生のときである


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