「倒錯の夢」
1999 May29
Words By Kenji Kanno!


今日もありふれた一日が過ぎて行く

この日が何日続いたのだろう

人生の殆どはありふれた日々であり

それはまた平穏無事の象徴である


人は常に変化を求め

否定できない現実を遠ざけようとする

しかし変化とはいったい何なのか


自分の好きな変化を

自由に得ることができるとしたら

あなたは何を創造するだろう

恋愛の成就か

富と名声か

心の開放か


侭にならない男女の諍いに

生きるための実りない労働に

他人を省みない浅はかな心に

疲れ果てて倒錯となり

現実逃避が夢と変わる


我侭でもいい

誰もがみんな我侭である

詰まらなくともいい

労働は奉仕ではない

浅はかでもいい

心が正直であるなら


あなたは許せるか

このすべてを許せるなら

ありふれた日々は平穏無事となる


許せないなら.....

疲れ果てるまで倒錯の夢を追う


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