「若大将」

2000 Apr.3

Words By Kenji Kanno


若大将が芸能生活40周年を迎えた

僕は彼を知って36周年になる

光陰矢のごとしである


テレビの音楽番組で彼の特集をやった

懐かしい歌である

すべて僕も歌うことができる


10代は彼の歌と共にあった

そう言っても過言ではない


普通なら老年期に入っているが

今聴くこの歌は

間違いなく永遠の若大将である


それは聴く者の心が

懐かしい情景を映像として

心のスクリーンに蘇らせるからである

好きな歌とはそうしたものである


小学校の音楽室で

誰憚るともなく歌った

「君といつまでも」


姉の結婚式で

頭を掻き掻き歌った

「お嫁においで」


中学校の予餞会で

同じクラスの

仄かな想いをよせた人の伴奏で歌った

「夜空を仰いで」


ギター片手に皆でハーモニー

名曲「旅人よ」


エレキギターの乗りの良さ

「夜空の星」


バラードの最高峰

社会人になってからの18番だった

「海その愛」


今日は応援のミュージシャンも最高だった

普段は聴く事ができない

素晴らしい共演である

高橋真梨子

森山良子

さだまさし

アルフィー等

熟年の歌を聴かせる職人である


たった30分だったが感動した

十分に幸せになれた

芸術とは素晴らしいものである


ありがとう我が永遠の若大将

「加山雄三」万歳


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