「安らかな時」

2000 Mar.9

Words By Kenji Kanno


日溜りに佇んで

安らかな時を刻む

周りでは犬が戯れ楽しそう

平凡な風景に幸せが見える

僕がいて君がいて

掛け替えのない犬達


僕のすべては

君の掌の中にある

仕事も趣味も

君の掌の温もりが

心の安らぎとなって

すべてを成すことができる


君が無ければ

僕のすべては消滅し

生きる屍となるだろう


君の支えがなければ

生きて行けない弱虫なのだ

情けないが事実である


人生の道標を明確に示し

幾多のさまよい人に

松明を掲げる

高邁なパイロットであっても

人間は押しなべて寂しがりやである

心の支えが必要なのだ


妻 夫 恋人 子供 友人

心の支えは人によって様々だが

掌の温もりに変わりは無い


あなたはわたしの

わたしはあなたの

彼は彼女の

彼女は彼の


すべての人が

愛しい人の支えになれば

人の心は穏やかになり

安らかな時が流れる


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